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禁酒や断酒に必要な意志力の高め方

連続飲酒→禁酒(失敗を繰り返す)→1年間の禁酒→平日禁酒→断酒(継続中)と、酒との付き合い方を変えてきた『酒のまん』と申します。

禁酒宣言するもうまくいかず、周りから

「意志が弱い!」

と言われたことはないでしょうか?

僕はうまくいかないころ、しょっちゅう言われておりました笑

今回は、禁酒に必要な意志力の高め方について書きたいと思います。※この日記は平日禁酒時代の日記です。2024年4月23日より平日禁酒から断酒に切り替えましたが、当時のこの考えが間違えていたとは思っておりません

禁酒に意志力は必要か

まず、前提として「禁酒に意志力が必要か?」についてですが、個人的には習慣になるまでは必要と考えています。

完全に習慣にできてしまえば「意志力を使って我慢する」ということはなくなるのですが、そうなるまでは意志力を使って我慢することがどうしても必要です。

そして、経験上この時期が一番苦しいです。

今までの習慣を変えようとしているので、体(脳)が反発してきます。「今まで通りでいいじゃん」って感じで反発してくるので、これに抗うために意志力を使うのですが、やみくもに我慢するだけでは誘惑に負けて飲んでしまいます。

そして、

「おれ(私)はやっぱり駄目なやつだ」

となり、禁酒をあきらめてしまう。。。

そうなる方ってけっこう多いと思うのですが、この意志力を高める方法がありまして、それが自己肯定感を高めることです。

どういうことが説明していきますね。

意志力と自己肯定感は連動する

先にも書きました通り、自己肯定感を高めると意志力も高まります。

実はこれ、佐々木 典士 さんの著書『僕たちは習慣でできている。』に書かれている内容です。なので偉そうに言うてますが、僕のオリジナルではないんですね。すみません^^;

ただ、これを読んで、なるほどー!と激しく共感してしまったので、紹介させてください。

本の中では、「意志力は使うことによってなくなっていくのか?」という問いに対し、いろいろな実験を踏まえてアプローチしているのですが、僕が共感したのは、佐々木さん自身のエピソードです。

ある日、佐々木さんは仕事が予定通り行えず、するべき仕事をできなかったそうです。もしかするとうまくいかずサボってしまったのかもしれません。そして、その日はラーメンを食べて、帰りにコンビニでポテトチップスを買い、寝る前のアイスクリームまで購入し、摂生した生活をするときめていたのに暴食をしてしまったそうです。

しかし、もし意志力が使うたびに減っていくものなら、これはおかしいということになります。

なぜなら、何も我慢していないので、意志力の減りようがなく、使っていない意志力でポテトチップスやアイスクリームは我慢できたはず。なのに、それはできなかった。

一方で、仕事を予定とおりこなし、ジムにも行って体を鍛えた日は、すべてを我慢できたとのこと。こっちの日の方が頑張っているにも関わらず、高い意志力を持って何一つ誘惑に負けなかったそうです。

この現象を分析し、佐々木さんはこう結論づけされておりました。

自己肯定感が低下すると、意志力は低下し、自己肯定感が高まると、意志力も高まる。

つまり、ラーメンやポテチやアイスなど我慢できなかった日、何が原因でそうなったかというと、昼にするべきことをできなかったこと。

自分との約束を守れなかったことで、自己肯定感が下がってしまい、意志力も下がってしまった。対して、自分との約束を守れた日は、意志力も高まり、誘惑に負けなかった。

佐々木さんは結局大切なのは自己肯定感を高めることだと結論付けられておりました。

僕はこの考えに、めちゃくちゃ共感しました。まったくもってその通りだと。

自分も禁酒がうまくいかないころ、失敗しては「おれはダメなやつだ」と思っていました。

追い打ちをかけるように周りからも言われますし、「自分はダメ」と思いこんでいました。

そして、この思考がまた次の失敗を引き起こす原因になっていたのです。

なので、佐々木さんの言われていることは凄くよくわかります。

ですので、禁酒を成功させるには、少しづつでもよいので、自己肯定感を高めていくことが大切になってきます。

ちなみに、佐々木さんは元々大酒飲みだったそうなのですが、今では完全断酒されているそうです。

『僕たちにもうモノは必要ない』を大ヒットさせた佐々木さんですので、何かを手放すという点においてはスペシャリストなのですね。

この本の中にお酒の手放し方も書かれているのですが、このブログは平日禁酒を目指しておりますので、佐々木さんのお酒の手放し方とアプローチが違う部分もあります。

ただ、何かを断つという視点では大変参考になる内容でした。

 

小さな自分との約束を守る

では、どうやって自己肯定感を高めていくかですが、僕のオススメは小さな自分との約束を守ることです。

どんな小さなことでもいいと思います。禁酒に失敗してダメだと思っている自分を、少しづつ認めてあげるのです。

例えば、「いつもより早い朝6時に起きる。」ときめます。起きて何もする必要はないです。ただ、決めた時間に起きるのです。

そして、

「起きれたじゃん。おれ(私)できるじゃん!」

と思う。凄く小さなことですが、こういったことの積み重ねって凄く大切だと思います。

そして、禁酒が1日でもできたなら、自分をめっちゃ褒めてあげるのです。

「おれ(私)すげーじゃん!禁酒できたじゃん!」

って。大袈裟で良いです笑

こうやって少しづつ自分を認めていくと、

「今日は飲まないでいよう。大丈夫。おれ(私)はできる」

って思えるようになってきます。こうなってくると、禁酒はすごく楽になっていきます。

なので大切なのは、小さな自分との約束を守り自己肯定感を高めること。です。

禁酒初期でつまづき中々うまくスタートできないという方は是非試してみてください!

無理せず、少しづつ、一緒に禁酒頑張っていきましょう!!

 

こちらで、僕が禁酒失敗を何度も繰り返す中で気づいた有効な休肝日の作り方、また、断酒する際に必要な知識や心構えなどを紹介しております。

どうしても思うように休肝日を作れない。。。

断酒する必要があるが、お酒を一生断つ自信がない。。。

という方は是非ご覧ください。

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酒のまん

40代の元酒好きおじさん。 毎日浴びるように飲んでいたが、将来を考え禁酒に挑戦する。1年の禁酒に成功後、週末だけは酒を解禁し、平日禁酒で酒を楽しめるようになる。その後はほどよくお酒と付き合えていたが、飲むと体調が悪くなることが増え、平日禁酒から断酒に切り替える。現在は断酒継続中。※過去、自身の禁酒の取組み方について日経新聞さんに紹介された実績があります

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