実践的な禁酒方法

即効性のある飲酒欲求対策を5つ紹介します~飲酒欲求を紛らわすコツ~

連続飲酒→禁酒(失敗を繰り返す)→1年間の禁酒→平日禁酒→断酒(継続中)と、酒との付き合い方を変えてきた『酒のまん』と申します。

※現在は再び断酒を継続中ですが、過去に禁酒失敗を繰り返していた時期があり試行錯誤しておりまして、これはその当時に書いた記事になります。

「よし!今日は休肝日にしよう!」

と決めた日も夜になると飲んでしまっている。そんな方は多いのではないでしょうか。

僕も社会人1年目の22歳からほぼ欠かさず晩酌をしてきた生粋の酒好きで、晩酌を控えて休肝日を作ろうとしては失敗してきた人間です。

朝に、

「今日こそは飲まない!!」

と心に決めて、残っているウイスキーをシンクに流して家を出ても、夕方やってくる飲酒欲求に簡単に負け、朝捨てたのと同じウィスキーを帰りに買って帰るくらいダメなヤツでした。

そんな生活を30代後半まで続けてきたのですが、健康診断で肝臓の数値が悪くなってきたことや、晩酌に費やしていた時間を他のこと(建設的な時間)に使いたくて、お酒を控えようと思い、お酒を我慢する(飲酒欲求を抑える)方法を実践してきたのですが、いくつか自分に効果があった方法がありました。

ですので今回は、自他共に認める『大酒飲み』である自分に効果があった、飲みたくなったときに飲酒欲求を抑える方法を5つ紹介させていただこうと思います。

この記事を読んでくださった方にとって、(どれか一つでも)効果があれば嬉しいです!

 

1.おなかいっぱい食べる

この方法を1番実践しました。ダイエット中もやりました(笑)

飲酒を習慣にしている人は平日飲まないと決めていても夕方になると飲みたくなってきます。これは、

『体にアルコールがある状態』

が普通の状態なので、アルコールが抜けてくると体(脳)が自然にアルコールを欲するらしいです。僕もこの状態だったのでいつも夕方は飲みたくなりました。

こうなったとき、普段なら飲み屋やスーパーへ酒を求めに行ってしまうのですが、お酒のことを考える前に食べるんです。

僕は会社近くのラーメン屋さんをよく利用しました。仕事終わったらラーメン屋さんに直行しておなかいっぱい食べる。こうすると、飲酒欲求がましになります。今まで仕事終わってすぐご飯とか頭になくて実践したことがなかったのですが、これは効果的でした。

ちなみに、『HALTの法則』というお酒を飲みたくなるときの法則があり、これはそれぞれ

  • 空腹のとき
  • 怒ったとき
  • 寂しいとき
  • 疲れたとき

の頭文字なのですが、『食べる』という対策はこの中のHungryに対する対策になります。これは夕食を食べない(代わりに晩酌)という僕には効果的でした。

 

2.ソーダ水を飲む(家にお酒をおかない)

家にお酒をおかずに、ひたすらソーダ水を飲みました。

食べてお腹いっぱいにしても、帰って1人で落ち着くと、ふとお酒に手が伸びそうになります。

これまで晩酌を習慣にしていると、

『家でゆっくりしている時間=飲む時間』

という思考に脳がなっているので、飲みたくなります。

このとき家にお酒があると誘惑に負けてしまうので、絶対にお酒を置かないようにしました。代わりに炭酸水を山のように買いこんでおきます。そしてこの炭酸水をがぶ飲みしました。「もういらん!」って思っても、そこからも無理して飲みました。

そうすると飲酒欲求がましになりました。ちなみに、良く飲んでいたのはこちらです。

 

WILKINSONの炭酸水とサントリーのんある気分。ノンアルコールビールにしなかったのは、僕は最初にビールを飲んでから、焼酎やウイスキーを飲むという飲み方だったので、ビールの味がしてしまうと焼酎やウイスキーがほしくなると思ったからです。結果的には正解でした。

炭酸でおなかをふくらますという方法も効果的でした。

 

3.禁酒している理由を可視化する

個人差あると思うのですが、僕は禁酒3日目の飲酒欲求が一番凄かったです。(三日目を越えればましになってきました)

食べても、ソーダ水飲んでもまだ飲みたかったので、スマートフォンの壁紙に自分で書いた

『物書きになる!』

という文字を設定してました。

初めて平日禁酒を頑張っていたとき、1番の理由は晩酌をやめてできた時間を建設的に使うことでした。具体的にはブログや小説を書いたり、ライターとしていただいた仕事をする時間に使いたかったので、そう書いて常に見えるようにしてました。

そして、自分で書いた文字を見ると踏みとどまれました。今飲んでしまうと明日確実に後悔する。今までずっと繰り返してきたことです。

朝、飲まないと決める→夜、飲んでしまう→翌朝後悔する→今日こそはと誓う→また夜飲んでしまう

何回繰り返してきたことか(笑)

不思議ですが、禁酒した理由を目で確認すると、翌朝後悔する自分を明確にイメージできてお酒を我慢できました。

 

4.読書

これはいろいろな方のブログでもよく書かれていますが、僕にも有効でした。

僕の場合は、体質なのかもしれませんが、飲まないで本を読んでいると眠たくなってすぐ寝ることができました。

なので、特に仕事で疲れているときなどは、好きな小説などを読みました。最初は集中して読んでいるのですが、すぐに眠くなって寝ることができましたので^^;

お酒を抜くと汗が出たりして、おちつかなくて寝つけないという方もいらっしゃるようですが、僕はそんなことなかったので、これは体質?に感謝です。

また、お酒に関する本も結構読みました。禁酒に関する本ではブログなどで禁酒セラピーという本を勧めてらっしゃる方が多かったので読んでみたのですが、これは完全にお酒を断つための本でした。

確かに一生断酒を目指す方にはオススメの本なのですが、僕はお酒を完全にやめる気はなくて、飲み会などあればみんなで楽しく飲みたいし、週末などは飲みたいです。

なので禁酒セラピーに関しては少し違うなと感じたのですが(為になる内容はたくさんありましたが)、より実践的だと感じたのは『どうやって飲まないでいるか』という本でした。

この本には、飲酒がコントロールできなくなった人たちの集まりであるAA(アルコホーリクス・アノニマス)のメンバーが、実際にお酒を我慢するために取り入れた方法が多数(20以上)紹介されていました。

ここでオススメしている読書も紹介されているのですが、それ以外にも

・友達に電話する
・甘いものを食べる
・最後に酔っぱらったことを忘れない

など、自分が実践してこなかった内容も紹介されていました。20以上の例がありましたので、きっと自分に合う方法が見つかると思います。

読書はそれ自体がお酒を我慢するのに効果的だと思いますが、飲まずに頭がすっきりしている時にお酒の本でお酒の勉強をしてみるのもオススメです。

 

5.薬を使用する(レグテクト)

禁酒で薬といえば「シアナマイド」に代表される抗酒薬が昔からある薬ですが、これは肝臓の働きを鈍らせる働きを持つ薬になりますので、お酒が強い人でもアルコールを分解することができなくなって、この薬を飲んでからお酒を飲むと凄く気分が悪くなります。(実際、自分もそうでした)

なので、飲み過ぎることはできなくなるのですが、飲酒欲求自体はなくなりません。今回紹介するお薬は、飲酒欲求自体を抑える『レグテクト』という薬です。

写真はレグテクトのジェネリック医薬品であるアカンプタスですが効果は同じです。薬局には売ってなくて、病院で禁酒の治療を受けるともらえる薬なのですが、写真のジェネリック医薬品(アカンプタス)が個人輸入で買えるようになっていたので購入しました。

この薬、朝昼晩の3食後に2錠づつ飲むのですが、確かに飲酒欲求が抑えられます!びっくりでした。

価格は60錠×2箱=120錠で4,500円。そして朝昼晩、3食後に2錠づつなので1日6錠。20日で120錠。なので、平日5日禁酒すると1ヵ月20日禁酒することになるので、ちょうど1ヵ月分です。もし、1ヵ月4,500円で平日禁酒できるなら、すごいコストパフォーマンスです!

ただ、確かに飲酒欲求がおさえられるのですが、飲酒欲求が『まったくなくなる』ということはないです。

ですので禁酒を意識してない人には効果が薄いかもしれませんが、禁酒したいけど飲酒欲求に負けてしまうという人には効果があると思います。

この記事を書いている段階ではまだレグテクトの使用歴が浅いので、継続的に使用を続け、別の記事で効果をまとめたいと思います。

 

番外編.運動する

これ、禁酒と言えばまず紹介されるやつです。

『飲まずにできた時間で健康的にジョギングしましょう!』

などですね。

まったくもってその通りだと思うのですが、なぜ番外編にしたかというと、僕は酒飲みのくせに運動が大好きで、元々走る習慣があって、毎月100km以上はランニングするようにしてます(笑)

なので、自分にとって運動するのは当たり前で、それがお酒を我慢することにつながらないので番外編にしたのですが、先程紹介した本にも運動は効果的と紹介されてましたし、他の方のブログでも効果があると紹介されてますので、元々運動の習慣がない人には効果的だと思います。(すみません…。こればっかりは自分で経験してないのでわからないです^^;)

以上、番外編も含めてお酒を我慢する方法を6つ紹介させていただきました。

 

おわりに

自分で経験して効果的だった節酒のコツ(お酒を我慢する方法)を5つ(番外編含めて6つ)紹介させていただきました。

記事の初めの方でお酒が飲みたくなるタイミングとして『HALTの法則』を紹介させていただきましたが、それぞれのタイミングに紹介した方法をあてはめると、自分では以下になるのかなと思ってます。

  • 空腹のとき(Hungry)→1(食べる)
  • 怒ったとき(Angry)
  • 寂しいとき(Lonely)→2(ソーダ水飲む)、3(理由を明確にする)、4(読書)
  • 疲れたとき(Tired)→4(読書)

怒ったときの対策がないですね…何か見つけておきます…。

4(読書)は1人で時間持て余したとき本を読むのと、疲れているとき読むとすぐ寝れるので、2つの項目に入れました。

5(薬を飲む)はHALTのどこのタイミングという話ではない気がするのでどこにも入らないのかなと。いや、逆に全部に入るのか…すみません…わかりません^^;

今回紹介させていただいた方法で

「休肝日が作れた」また、「休肝日が増えた」

という方が1人でもいらっしゃれば本当に嬉しく思いますので、是非試してみてください。

偉そうに言うてますが自分もまだまだなので、今後も継続していきたと思います。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

※飲みたくなったときの対処法はこちらでまとめております。

こちらもCHECK

禁酒中に飲みたくなったときの有効な対処法を4つ紹介します!

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こちらで、僕が禁酒失敗を何度も繰り返す中で気づいた有効な休肝日の作り方、また、断酒する際に必要な知識や心構えなどを紹介しております。

どうしても思うように休肝日を作れない。。。

断酒する必要があるが、お酒を一生断つ自信がない。。。

という方は是非ご覧ください。

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酒のまん

40代の元酒好きおじさん。 毎日浴びるように飲んでいたが、将来を考え禁酒に挑戦する。1年の禁酒に成功後、週末だけは酒を解禁し、平日禁酒で酒を楽しめるようになる。その後はほどよくお酒と付き合えていたが、飲むと体調が悪くなることが増え、平日禁酒から断酒に切り替える。現在は断酒継続中。※過去、自身の禁酒の取組み方について日経新聞さんに紹介された実績があります

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