断酒日記

お酒に逃げるな!そこから逃げろ!〜断酒日記〜

連続飲酒→禁酒(失敗を繰り返す)→1年間の禁酒→平日禁酒→断酒(継続中)と、酒との付き合い方を変えてきた『酒のまん』と申します。

2024/8/19から断酒を再開し、この記事を書いている時点で断酒11日目です。

今回は、お酒に逃げて依存症になってしまった自分の経験を踏まえて、お酒に逃げることの危険性について書こうと思います。

お酒に逃げるな!

僕がアルコール依存症になってしまった原因は、間違いなくお酒に逃げたからです。

お酒を飲み始めた当時、お酒は単純に楽しいものでした。

もちろん、飲み始めた頃は連続飲酒なんてしません。仲間と集まった時だけ飲む機会飲酒で、楽しいだけのお酒でした。

しかし、社会人になり始めた頃から飲み方が変わってきます。当時はまだ「飲みニケーション」が当たり前の時代でしたので、職場では何かあるたびに飲みに行っていました。

歓迎会やプロジェクトが終わった時の打ち上げ的な飲み会はまだ良いのですが、当時僕がいた会社で一番多い飲み会は愚痴大会でした。

上司や同僚への愚痴、仕事への不満。これらが永遠と繰り返されるお馴染みのやつで、僕も当時はめちゃくちゃ愚痴っていました。

しっかりとしたデータがあるわけではないのですが、サラリーマンが飲む目的で一番多いのはこれだと思います。

みんな、何しか愚痴りたい笑

現在、僕は独立しているのですが、独立までに数社でサラリーマンを経験しました。そしてすべての会社で、一番多い飲み会は愚痴大会でした。

言い換えると、みんな酒でストレス発散したかったわけです。

ただ、ここに落とし穴があります。

それは、お酒ではストレス発散できないということです。

多くの人は仕事でのストレスをお酒で発散していると思っていますが、発散できているような気がするだけです。仕事で感じたストレスはそのまま残っています。

お酒で発散できるストレスは唯一、体がお酒が抜ける時に感じるストレスだけです。

ここを履き違えているので、何回も愚痴大会が開かれることになります。

今の若い人は「職場環境が合わない」「仕事内容が合わない」「人間関係が嫌」などの理由ですぐに辞めてしまう人が多いですが、当時はまだ『石の上にも三年』的な考えが主流で、我慢してその場で働くことが一般的でした。

その結果、仕事のストレスを理由に飲み会がない日も1人で飲むようになり、毎日飲むようになっていきます。

当然ですが、毎日深酒するようになると仕事のパフォーマンスは落ちるので、仕事のミスが増える。結果、ストレスは増大していく。そのストレスを解消させるために飲む。という悪循環になります。

つまり、毎日お酒に逃げるようになります。

前述したように、仕事のストレスはお酒では解消できないので、この悪循環は永遠に続くことになり、依存症へまっしぐらというわけです。

こうして僕は依存症になり、休みの日も含め毎日飲むようになりました。休みの日なんて昼から(ひどいときは朝から)飲むなんて当たり前です笑

このとき、自分では自分の意志で飲んでいるつもりなのですが、今振り返ると、お酒に飲まされていたように思います。

自分の手でグラスを持ち、グラスを傾け、自分の喉にお酒を流しこむので自分で飲んでいると思ってしまいますが、その指令を出している脳がお酒に支配されているので、それはお酒に飲まされていることになります。

こうなってしまうと、元に戻るのが大変なので(今、頑張っているのですが^^;)、できればこの状態にならないのが望ましい。

だから、僕は心の底から思うのです。

『お酒に逃げず、会社から逃げろ!』

と。

あのとき、すぐに会社から逃げていれば、もしかすると依存症にならなかったかもしれません。

僕の場合はお酒が好きだったので、遅かれ早かれ飲みすぎていたかもしれませんが、少なくとも、若い頃から愚痴りながら毎日飲むなんてことはなかったかもしれません。

先に書きましたが、今の若い人はすぐに辞めてしまう人が多いようで、それを見て僕たち世代のおじさんが「今の若い奴は根性がない」と言います。

しかし僕はそうは思いません。むしろ、

「すぐやめて正解だ!決断が早くて素晴らしい!」

と思います。

仕事に充実感がない。尊敬できる人がいない。何も得るものがない。

そんな会社なら、さっさとやめてしまった方がよいです。『石の上にも三年』なんて、まったく気にする必要はありません。

僕と同じように『石の上にも三年』を気にした結果、アルコール依存症になってしまった人はたくさんいると思います。

会社の奴隷になった挙句、酒の奴隷にまでなる必要なんてないです。

だから、お酒に逃げるくらいなら、その会社から逃げてしまった方がよっぽどいい。

確かに、根性はなくなっているかもしれません。

何も考えていない人が、なんのビジョンも持たず、なんとなく会社に入って、「思ってたのと違うからやめます」かもしれません。

でも、僕はそれでいいと思っています。なぜなら、『こういう会社は自分にあっていない』と一つ経験できるからです。

若い頃から、明確なビジョンや目標を持っている人の方が少ないと思います。

多くの人が、社会に出て、失敗しながら学んでいき、自分のやりたいこと、なしとげたいことを学んでいくように思います。その過程で酒の奴隷になる必要なんてない。

また、今の若者は酒離れも進んでいて、会社の飲み会に参加しない人が増えているとのことですが、これも素晴らしいと思います。

酒好きで毎日飲んでいるおっさんが好むような飲み会で得るものは何もないです。お金と時間のムダです。だから、『会社の飲み会に参加しない』という若者はほんとに素晴らしい。

そのマインドで、お酒からどんどん離れていってほしいです。

そして、若者に限らず、酒なしの生活を考えられなくなったおじさん(もしくはおばさん)も、もし何かから逃れるため(現実逃避のため)にお酒を飲んでいるなら、その先にあるのは破滅です。

歳を重ねてくると、逃げたくなる要因は会社や仕事だけではないと思うのですが、もし逃げて解決できるなら、どんどん逃げた方がよいと思います。

お酒に逃げるよりよっぽど良いと思います。

僕は、めちゃくちゃ遅ればせながらですが、会社員という枠組みから逃げました。

いろいろと考えた結果、僕は人にやらされる仕事では、どんな仕事でもストレスを感じるということに気づきました。自分が支配されるのを極端に嫌う人間だということに、今さらながら気づきました笑

なので、今は独立して、楽しく仕事をしております^^

僕は、会社の奴隷になり、お酒の奴隷になりました。だから、会社員という枠組みを取っ払い、お酒からも解放されるつもりでいます。

今のところは順調なので、この先も、お酒から解放され自由になるために断酒を継続していこうと思います^^

 

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酒のまん

40代の元酒好きおじさん。 毎日浴びるように飲んでいたが、将来を考え禁酒に挑戦する。1年の禁酒に成功後、週末だけは酒を解禁し、平日禁酒で酒を楽しめるようになる。その後はほどよくお酒と付き合えていたが、飲むと体調が悪くなることが増え、平日禁酒から断酒に切り替える。現在は断酒継続中。※過去、自身の禁酒の取組み方について日経新聞さんに紹介された実績があります

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